今年の投資振り返り【日本株でも稼げる】
年末ですので、今年の投資成績を振り返ります。
ETFへの積立投資や米国株が流行していますが、
自分は日本の個別株をメインに投資してきました。
きちんと企業を選べば稼げるということを示したいと思います。
※投資は自己責任・自己判断でお願いします。
記事の内容
・日本株(個別個別)の投資成績
・来年はどのように投資するか?
この順番で解説していきます。
ベンチマーク
まずは投資が上手くいっているかの基準を示します。
・毎月10万円の積み立て投資
これなら、特に投資の知識が無くても簡単にできるでしょう。
このときのパフォーマンスは以下のようになります。
毎月、初日の終値でS&P500のETF【1547】を購入したときの
入金額と資産の推移です。
この結果から収益率を計算するとこのようになります。
11月以降のパフォーマンスがすごかったこともあり、
この半年の収益率はだいたい10%になります。
この数値を基準にして投資の収益を見ていきましょう。
日本株(個別個別)の投資成績
それでは、実際に購入した株の収益率を見ていきましょう。
配当金の収益は除いているので、純粋に株価の変動のみによる収益になります。
収益10%以上
まずは最も収益率が高く、
S&P500のパフォーマンス(10%)を超えた株です。
・トヨタ自動車【7203】 15.32%
・伊藤忠【8001】 12.49%
・コネクシオ【9422】 17.32%
・KDDI【9433】 12.47%
それぞれどういう考えで買ったか説明していきます。
トヨタ自動車
投資を再開して最初に買った株です。
その時はまだ株価の評価ができなかったので、
結構いい加減な理由で買っていました。
・日本を支える大企業だし大丈夫
・豊田社長のことを尊敬している
・コロナで株価が下がっている
・配当もそこそこもらえる
きちんと業績を見ていくと悪くないですが、
すごく良いわけでもないのがトヨタの特徴です。
詳しくは自動車業界の記事をご覧ください。
【難しくない個別株】自動車業界の今後は?【日経225/JPX日経400】 - kei blog 0722
運よくかなりの利益が出ましたが、将来性は・・・。
他に良い株が見つかったら入れかえようと思っています。
伊藤忠
投資の神様ウォーレン・バフェットが五大商社の株を買ったのがきっかけです。
この時は株価を評価できるようになっていたので、
五大商社すべての株価を計算して伊藤忠だけ買いました。
詳しくはこちらの記事
【簡単】誰でもできる業界研究 成長企業の探し方【五大商社の比較】 - kei blog 0722
KDDI
菅首相の携帯料金値下げ報道で株価が下がったときに買いました。
携帯3社の中でいちばん将来性があるという判断です。
ドコモを買っていればTOBで儲かったのにな・・・という
後悔は少しあったりします。
詳しくはこちらの記事
【IT業界研究】高配当の罠【通信キャリアの比較】 - kei blog 0722
コネクシオ
ドコモのTOBがきっかけで親子上場している会社を調べていて見つけた
伊藤忠傘下の携帯販売の会社です。
利益率はかなり高いんですが、日経225に組み込まれていないこともあり
株価は下がらないけれど上がらず、ほとんど変わらない株でした。
12月に5G関連でノキアとの提携がニュースになって大幅上昇しました。
しばらく期待できる株です。
収益5~10%
S&P500のパフォーマンスには劣りますが、
年の収益が10%を超えるペースです。
今年のような特別な株高がなければ十分な収益と考えている範囲です。
これに当てはまるのは1社だけでした。
・アークランドサービスHD【3085】 7.3%
なんの会社かわかりづらいですが、外食の「かつや」を運営する会社です。
・利益の割に株価が安い
・一時期よく食べに行ってた
・かつや以外にも多角化している
・株主優待券がある → 久しぶりに食べたいな
こんな理由で買いました。
収益5%未満
ここからは特別な理由がなければ失敗になる投資の例です。
収益5%未満も1社だけでした。
・JR東海【9022】 1.15%
コロナで大打撃を受けて暴落した鉄道業界です。
アフターコロナでの復活を期待して買ったので、
収益が出ただけでもラッキーでした。
JR東海を選んだ理由は以下のとおりです。
・JR各社の中でもコロナ前にきちんと利益が出ている
・都市部に住んでいると車を持てない&運転できない
⇒ 旅行は電車がメインになるはず
・インバウンドの大半を占めるアジアはコロナ影響が小さく
比較的早く回復するはず
株価が高いので資産のバランスを考えて単元未満で買っています。
15000円以下のうちにもう少し買い足したい会社です。
収益マイナス
投資判断が甘かったり、経験不足だったりして
損失が出てしまった株です。
・セリア【2782】 約25%(損失)
・ティーガイア【3738】 約7%(損失)
この2社に共通するのがPERが約30と比較的高かったことと、
日経225に入っていないことです。
もっと高かったキーエンスはPERが高すぎることに気づいて売ったんですが、
こちらは逆に売らない方がよかったです・・・。
この点は経験不足だったのでしょうがないんですが、
その後にナンピン買いしたのは失敗でした。
来年はどのように投資するか?
今年は投資を再開して最初の年でしたが、
運に恵まれて半年で5%の収益を出すことができました。
来年からは行き当たりばったりだった
ポートフォリオの中身を整えていきます。
具体的な内容は以下の通りです。
・個別株以外の資産を増やす
・株式投資の対象を広げる(収益率UP)
個別株以外の資産を増やす
今のポートフォリオは大まかに以下のようになっています。
日本の個別株:60%、
ETF(S&P500など株価インデックス):40%
この問題は、株(特に日本の個別株)に偏っていることです。
そこで、債券やリートに連動したETFをNISA口座で保有して
株1/3、債券1/3、リート1/3 ぐらいのバランスにしたいなと思っています。
(株、債券、不動産に分散する三分法という考え方です。)
株の高いリターンもいいけれど、
目先の現金も欲しいなという本音も・・・。
30歳でセミリタイアを達成したブロガーの穂高唯希(三菱サラリーマン)さんの
影響もあったりします。
株式投資の対象を広げる(収益率UP)
これまで投資してきた会社は日本株&バリュー株でしたが、
限界も感じてます。
身の回りの製品もアメリカや中国の企業が作っていたり・・・。
自分がよく理解できるビジネスに投資するという考えは買えませんが、
投資の対象は外国株&グロース株にも広げていきます。
この前紹介したSONOSはこんな背景があって
記事を書いて投資もしてみました。
運よく株価も10%以上上がって、日本株とは違うなと感じてます。
SONOSの紹介記事
【注目の成長企業】スマートスピーカーのSonos【米国株】 - kei blog 0722 (hatenablog.com)
このようなグロース株は今までの企業とは評価方法も違うので
また記事を書く予定です。お楽しみに。
何度も紹介している記事ですがバリュー株の評価方法はこちらからどうぞ
【完全公開】投資先の決め方と収益の計算手順【個別株】 - kei blog 0722
以上になります。