【決算発表2022年Q3】クスリのアオキ【ドラッグストア】
クスリのアオキの決算発表がありました。
ガソリンなどの資源価格が上がる中、
ドラッグストア業界はどのような環境にあるのでしょうか?
※実際に投資をする際は、自己責任・自己判断でお願いします。
記事の内容
・会社概要
・ドラッグストア業界の市場環境
・決算の内容
それでは決算を通じてドラッグストア業界を見ていきましょう。
会社概要 クスリのアオキってどんな会社?
クスリのアオキは同名のドラッグストアを運営する会社です。
1985年に石川県で創業、2006年に東証二部上場、現在は東証プライム市場に上場されています。
売上は約3000億円でドラッグストア業界では10位ですが、北陸3県では最大手となっています。
ドラッグストア業界の市場環境
ドラッグストアは高収益の一般医薬品や化粧品で収益を確保し、
低価格の日用品や食品を置くことでコンビニやスーパーマーケットから
顧客を取り込み、高い成長を実現しています。
一方、業界の中では激しい勢力争いも続いており、
最近では大手のM&Aや経営統合も活発です。
実際、クスリのアオキも業界2位のツルハホールディングスから
出資を受けています。
決算の内容
今期も売上は順調に推移しています。
販売状況
最近は手洗いやマスクなどの衛生用品が好調な一方、
化粧品の売れ行き低下や医療機関の受診抑制により
高収益な商品が売れづらくなっています。
しかし、原価率は70%+αあたりを推移しており、
急激な利益率の低下は起こっていないように見えます。
事業の拡大
得意とする北陸を中心に74店舗を新たに出店し、
ドミナント化を進めています。
収益率の向上
調剤薬局を新たに100店舗に併設することにより、
高収益な医薬品の販売に力を入れています。
また、こちらでクスリのアオキのチラシを見ることができますが、
店舗によっては片面全てが生鮮食料品になっています。
生鮮食料品の品ぞろえを強化することで、
顧客の利便性向上を目指しているのがよくわかりますね。
以上になります。
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