kei blog 0722

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高配当株で失敗しないために知っておきたいこと

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高配当株に投資して安定した配当をもらいたいけれど、値下がりしたらどうしよう・・・。

 

こういった方に向けた記事です。

 

※実際に投資する場合は、自己責任・自己判断で。

 

記事の内容

・厳選8銘柄

・確認すべき項目

・株以外の選択肢

 

厳選8銘柄

 

こちらの雑誌記事で紹介された24の高配当株から

配当の多い8銘柄を選んで、投資しても大丈夫かを考察します。

 

 

人気高配当株の実力診断【全24銘柄】みずほ、三菱商事、オリックス… | 有料記事限定公開 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

 

JT

ENEOS

日本郵政

三菱商事

三菱UFJ

・三井純友銀行

オリックス

ソフトバンク

 

確認すべき内容

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確認すべき内容は以下の2つです。

 

・配当性向

・長期のチャート 

 

配当性向

各社の有価証券報告書を確認しましょう。

2020年はコロナ影響でかなりイレギュラーな結果なので、

2019年を見ます。

 

例えば、JTの場合は・・・

 

有価証券報告書等 | JTウェブサイト

 

2ページ目にあります。

2019年12月期は 104.3%

 

配当性向は高いほど配当が多いということですが、

100%を超えたら要注意!

 

利益よりも多い金額を配当にしているということです。

つまり、会社の財産が減っていっているということです。

 

今年のように一時的に業績が悪化した場合は

配当を維持することで配当性向が100%を超えることもあります。

でも、安定して100%を超えている場合、

その会社はそれ以上発展しませんし、

場合によっては縮小していきます。

 

各社を確認すると以下の通りです。

 

100%超

 JTENEOS日本郵政ソフトバンク

 

約50%

 三菱商事三菱UFJ、三井純友銀行、オリックス

 

長期のチャート

次は実際に過去5年の株価の動きを見てみましょう。

 

まずは配当性向100%超えの企業からです。

 

JT

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ENEOS

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日本郵政

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ソフトバンク

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ソフトバンクは安定していますが、

他は下落したり乱高下したり大変なことになっています。

 

残りの企業も見ていきましょう。こちらの配当性向は約50%です。

 

三菱商事

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三菱UFJ

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三井純友銀行

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オリックス

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大差ないですね。倍半分ぐらいの幅で変動しています。

 

参考に日経平均を見てみましょう。

 

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コロナで落ち込んだ時期もありますが、

同じ期間で1.5倍ぐらい成長しています。

 

このように株価が乱高下してしまうのが高配当株のデメリットです。

5%ぐらいの配当に対して、株価の変動が大きすぎるかな・・・と思ってしまいます。

 

株以外の選択肢

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高配当株は株価の変動が大きすぎてちょっと・・・と思います。

そこで、値動きが小さく配当も期待できる投資を紹介します。

 

・債権

・リート

 

債券

 

国や企業が発行する債券です。

基本的には元本が保証されていて数%の配当があります。

債券を直接買ってもいいですが、

ETFとして上場されているものが売買しやすいのでおすすめです。

 

債券の中でも比較的配当が多いのが先進国の国債以外のものです。

 

新興国債権 (銘柄コード:1566、2519など)

 

BRICSをはじめとする新興国の様々な国債分散投資できるETFです。

(実際にどの国債に投資されているかは個別のETFを確認してください。)

 

メリットは、先進国とは異なり量的緩和が行われていないため、

高い利率が維持されていることです。

 

デメリットはデフォルトの危険性があることですが、

国や期間の異なる様々な国債を1~2%ずつ分散して投資できるので、

個別の国債を購入するよりはリスクを減らせます。

 

米国ハイイールド社債 (銘柄コード:1497)

 

アメリカの社債の中でもハイイールド債と呼ばれるものに投資するものです。

ハイイールド債は別名ジャンク債とも呼ばれていて、

格付けがBB以下の社債を対象としたものです。

 

リスクが高い分、配当も高いのがメリットです。

 

デメリットはもちろん個別の企業が倒産することです。

イメージしづらいと思いますので具体例を挙げると、

アイフル(BB)とシャープ(BB+)の社債を買う感じです。

 

米国適格社債(銘柄コード:2554など)

 

こちらはハイイールド債とは逆に、

BBB以上の格付けのリスクの低い社債です。

リスクが低い分、配当は少なくなります。

 

日本企業の場合だと、こういうイメージです。

 

BBB付近:兼松、SBIホールディングスなど

A以上:誰でも知っている大企業

 

米国債(銘柄コード:1486など)

 

先進国は低金利政策なのでほとんど買う意味の無い程度の配当しか得られませんが、

アメリカはそれでも比較的ましな配当が得られます。

 

リート(REIT)

 

不動産に投資できる証券のことです。

少し前に流行がありましたが、コロナで大幅下落してました。

今は比較的価格が安くなっているのでチャンスかなと思っています。

 

J-REIT(銘柄コード:1343、1476、1488など)

 

日本のリートに分散投資できるインデックスです。

色々な商品があって分配の出る月や頻度が異なるので

好みに応じて選んでみてはいかがでしょうか。

 

今は4%ぐらいの配当が得られますが

オリンピック後にの地価の下落がリスクだと考えています。

 

個別リート

 

インデックスではなく個別のリートを買う事もできます。

 

時価総額が大きいのは以下のリートです。

 

日本ビルファンド(8951)

・ジャパンリアルエステイト(8952)

・日本プロロジスリート(3283)

 

自分は不動産投資の知識が無いので考えていませんが、

不動産投資に強い方は配当だけでなく価格上昇も狙えると思います。

 

海外リート

 

海外のリートに投資することもできます。

 

・米国(1659)

・オーストラリア(1555)

シンガポール(2045)

・アジア(1495)

・日本以外の先進国(2515)

 

まとめ

 

記事のポイントをまとめます。

 

・高配当株は株価の変動が大きい
日経平均と比べてもパフォーマンスがよくない
・株よりも債権やリートの方が安定している

 

今回は以上になります。
配当狙いであっても株価を予測することは大切です。
株価と収益の計算法はこちらの記事にまとめてありますので、あわせてご覧ください。

 

kei412000.hatenablog.com